➋スマート・スピーカー

声で生活をサポート。安心と便利を届けるパートナー。
スマートスピーカーは、話しかけるだけで情報を教えてくれたり、音楽をかけたり、リマインダーで予定を知らせたりしてくれる便利なデバイスです。操作がシンプルなので、認知症のある高齢者の見守りや生活サポートに活用できます。

Amazon Echo（アレクサ）

Amazon Echoは、Amazonが開発・販売するスマートスピーカーで、音声アシスタント「Alexa（アレクサ）」を搭載しています。話しかけるだけで、音楽の再生、天気やニュースの読み上げ、アラームやリマインダーの設定などができ、機械の操作が苦手な方でも直感的に使えるのが特徴です。

特に認知症ケアの現場では、アレクサを活用することで、服薬や予定の声によるリマインド、孤独感の軽減、日常生活の自立支援につなげることができます。たとえば「アレクサ、薬を飲む時間を教えて」と話しかけたり、「今日の天気は？」と確認したりすることで、自然なやりとりが生まれます。また、遠くに住む家族と音声通話を行うことで、見守りやコミュニケーションの手段としても活躍します。

スマートホーム機器と連携すれば、声で照明やテレビの操作も可能となり、より安全で快適な暮らしをサポートします。

Google Nest Hub

Google Nest Hub（グーグルネストハブ）は、Googleが開発・販売するスマートディスプレイで、音声アシスタント「Google アシスタント」を搭載しています。音声操作に加えてタッチ操作も可能で、天気やニュースの確認、音楽や動画の再生、リマインダーやタイマーの設定など、日常生活を視覚と音声の両面からサポートします。

認知症ケアの観点では、スケジュールや服薬のリマインダーを画面と音声で表示・通知できる点が特に有用です。また、Googleフォトと連携すれば、思い出の写真を自動再生するデジタルフォトフレームとしても活用でき、記憶の刺激や情緒の安定につながります。さらに、YouTubeの音楽や自然映像を再生することで、気分転換や癒しの時間を提供することも可能です。

スマート家電との連携により、声で照明やエアコンの操作もできるため、安心・快適な在宅ケアのサポートツールとして注目されています。

認知症ケアへの活用例

Use Cases in Dementia Care