❹双方向音声カメラ
"見る"だけでなく、"声をかけられる" 安心を。
音声付きカメラ(Two-way audio cameras)は、離れて暮らす家族や、別室にいる高齢者の様子を「映像+音声」で確認できる見守りツールです。介護現場だけでなく、在宅での認知症ケアでも活躍します。
Ring 首振り機能付きインドアカムは、Amazon傘下のRing社が提供する室内用スマート見守りカメラで、首振り(パン)機能を備え、広範囲をカバーできるのが特徴です。スマートフォンから遠隔でカメラの向きを操作でき、必要に応じて部屋全体の様子を確認できます。
特に認知症ケアにおいては、離れて暮らす家族や介護者がリアルタイムで室内の安全確認を行える点が大きなメリットです。動体検知による通知機能や双方向音声通話機能を活用すれば、何か異変があった際にすぐに気づき、声をかけて対応することも可能です。また、Alexaと連携することで音声操作やスマートホーム機器との統合もスムーズに行えます。コンパクトで設置が簡単なため、在宅介護や一人暮らしの高齢者の見守りにも適しています。
EBO Air(イーボ エアー)は、Enabot社が開発し、株式会社Acalieが日本で販売・サポートしている自走型のAI見守りロボットです。室内を自動で巡回しながら、家族やペット、高齢者の様子をリアルタイムで確認できる次世代の見守りカメラです。ボールのような丸いデザインで自ら動き回り、首振り・ナイトビジョン・音声通話・動体検知などの機能を備えています。
認知症ケアの現場では、室内を移動できるという特長を活かして、固定カメラでは捉えにくい位置からも高齢者の様子を確認できる点が大きな利点です。スマートフォンから遠隔操作が可能で、双方向音声通話や自動巡回機能を使えば、まるでロボットが見守りの「同居人」として一緒に過ごしているような安心感を提供します。
また、AIによる顔認識・動きの記録・写真・動画の自動保存機能も備えており、日々の生活の記録としても活用可能です。高齢者がロボットに親しみを持ちやすい柔らかなデザインと、コミュニケーションを伴う見守り機能により、心のケアと安全確認の両面を支える革新的なロボットです。
認知症ケアへの活用例

Use Cases in Dementia Care
