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❸位置確認機器

"今どこ?"、"どこに置いたっけ?" を安心でつなぐテクノロジー。
認知症のある方に多い心配ごとのひとつが「行方不明になること」と「物の置き忘れ」。
GPSやIoT機器を使えば、こうした"もしも"に備えて家族がすばやく対応できる体制を
整えることができます。

Tile(タイル)は、アメリカのTile社が開発・販売している小型のスマートタグで、鍵や財布などの大切な持ち物に取り付けておくことで、スマートフォンから位置を確認できるデバイスです。Bluetooth通信を利用して、アプリと連携することで、タグの場所を音で知らせたり、地図上で最後に接続された位置を表示したりすることができます。

 

特に認知症ケアの現場では、外出時の持ち物の置き忘れ防止や徘徊の兆候把握といった用途で活用が期待されています。たとえば、Tileを鍵やカバンに付けておけば、家族がアプリを通じてその所在を確認でき、安心感につながります。また、Tileのネットワーク機能により、他のTileユーザーのスマートフォンを通じて位置情報を更新する「クラウド探索」も可能で、見守りの補助手段としても有用です。手軽に導入できるIoT機器として、認知症ケアにおける実用性の高いツールのひとつです。

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「みまもり イル!」は、株式会社イルが提供する高齢者向けGPS内蔵インソール型見守りサービスです。靴に入れるだけで使えるインソールにGPS端末が内蔵されており、認知症の方の外出時の位置情報をリアルタイムで確認できます。対象者に特別な操作を求めることなく、普段通り靴を履くだけで見守りが可能な点が大きな特長です。

家族はスマートフォンやPCから居場所を確認でき、設定したエリアからの逸脱時に通知を受け取る「エリア通知」機能や、移動履歴の確認機能も備えています。これにより、万が一の徘徊時にも早期対応が可能となり、安心して外出を見守ることができます。インソール型のため、紛失しにくく、目立たず、自然な見守りが実現できる点でも、認知症ケアにおいて非常に実用的な製品です。施設・在宅の両方で導入されており、本人の尊厳を守りながら家族や介護者の不安を軽減するテクノロジー型見守りソリューションです。

 

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